マタハラは企業以外でも存在する

マタハラは企業以外でも存在する

マタハラは企業以外でも存在する

このところ、マタハラ（妊婦に対するハラスメント）という言葉をよく耳にします。



ドラマのテーマにもなっていたり、ワイドショーでも特集されたり、何でもハラスメントを付ければ話題になるかのような世間の流れ。



ついこの間も妊娠を理由に降格は違法との判決が出たばかりで、政府が女性活躍法を掲げてからというもの、まさに流れは働く女性に味方しているようです。



実際には、マタハラ自体は何十年も前から存在していました。



ただ昭和の時代の女性たちは、出産どころか結婚と同時に寿退社が当たり前、むしろ自らそう希望する女性が大多数であったため、マタハラには気付かず、いや到達せずに済んでいました。



私の母は正社員で働きながら私を育てて定年を迎えましたが、一昔前の働く女性への風当たりは相当で、それはむしろ会社からというよりも世間の専業主婦からの冷たい視線だったようです。



マタハラというと、会社あるいはそこに勤務する男性からという印象が強いですが、果たしてそうでしょうか。



実際には、妊婦さんをとりまく昭和を生きてきて思考を曲げられない女性たち、子供の学校での当たり前のような母親のみのPTA活動、日本ではまだまだ言葉だけが先行していて、会社以外の身の周りにもマタハラがあふれています。



ちなみに高校生である娘に、冒頭の妊娠によって降格のケースをどう思うかきいてみました。



昭和の頭の私は、妊娠しているのだから仕方ないのではと思ったからです。



彼女の答えは「妊娠は一時的なことだから。



男の人は一時的な怪我で降格にはならないよね。



」でした。



マタハラは、私のような昭和女が元気なうちに撲滅するのは難しいかもしれません。

関連する記事